自分を最後まで支えてくれるもの
 アメリカでの話しである。小学校の先生がクラスのみんなを集めて、「これからお友達全員のいいところを一人ずつ書きましょう」と言った。子供たちは、クラスメートのいいところを真剣に見つけて書いた。先生は、それを集めて一人に手渡した。時は流れて子供たちは大きくなり、男の子の中にはベトナム戦争に駆り出された人もいた。そのうちの一人が戦死して葬式が行われ、同級生や先生も参加した。葬式のあとで、先生と同級生がその家の一室に残った。みんなが集まっている部屋に、戦死した男の子の父親が入ってきた。

「私は、今日こうして皆さんに会えることをとても楽しみにしていました」
そう言って父親は、手に持っていた、息子の血のついた財布を開け、中から小さく折り畳まれた紙切れを取り出した。
それは小学生のときにクラスメート全員で、その人の長所を書いた紙だった。
「息子は何か辛いことがあったとき、くじけそうになった時に、この紙を出して熱心に読んでいました。ベトナム戦争に行っている時も、息子は何度も出して読み返していたそうです。今こうして皆さんに会えたことを、とても幸せに思っています」
 すると同級生みんなが「私だって持っています」とそれぞれに取り出した。





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